青木くん
最近良く他の人の文章を引用させてもらっていて、その度に思い出すことがある。
小学3年生の時同級生だった青山くんのことだ。
私は、記憶喪失かっていうくらい記憶力がないのだけれど、というか、不要な記憶は消すようにしているのだけど。なぜがはっきり覚えている。
青田くんは凄く大人しい子だったのだけど。
一人仲の良い友達がいて、そいつと遊んでいるのを見かけたんだけど、キャーキャー言って遊んでいたので、驚いた。多分あれが人の裏表っていうか、それを初めて見たときだったのだろう。
もう一つは、教室で青山君が悔し涙を流したことだ。
ある時期、子供が書いた作文を学級便りかなんかにコピペして、終わりの会かなにかで配って、みんなで読むっていうのをやってたのかな?
で、その日は青野君の番だった。
その作文を見て、青野君が立ち上がって、先生に何か言いに行ってた。青山君は、その作文の一人称を「私」って書いたのに、先生が、勝手に「僕」変えてそれが悔しくて、普段大人しーい、青木君が、泣きながら先生に、言いに行った。
先生は、良かれと思って、周りに冷やかされないように軽い気持で書き換えたのだと思う。
でも、青木君は強い気持で「私」って書いたんだ。
意味が分からないけど、それ凄く覚えている。
だから、人の引用するとき、スペース消したりしていいのかな。とか、少し思う。
で、消してる。
ごめんなさい青木君。
あの時の青木君はかっこよかったな。