脱サラして植木屋になるまでの道のり

周囲の反対に心折られそうになりながらも、サラリーマンを辞め(2019年3月31日済)植木屋になります。リアルタイムヒストリー。Twitter https://twitter.com/iaity?s=17

もの申す

やってみなけりゃ分からない。

そうだろう。

 

GOING STEADYが童貞ソーヤング♪の中でも、言ってますけど。

 

本当にそうだ。

 

この世の中に絶対に正しいということなんて

ないじゃないか。

 

とも思う。

 

 

 

 

 

最近いろんな人と話している中で、感じたことなんですけどね。

 

「本気出すのが偉い」という思想が繁栄している。

 

一つのことに打ち込むのが良いとされている。

(「プロ」「職人」)

 

例えば、花屋さんにアルバイトの面接に行っても、

植木屋を目指しているのなら植木屋に行った方が良いと言われたし。

 

今日しゃべった農家のおっちゃんも本当に農業やるなら(一本で)

教えてあげると言われたし。

 

親戚にも一つの植木屋で何年か修行をしないといけないと言われたし。

 

それはやっぱり、花屋さんも農家のおっちゃんも

一緒にやるなら自分のメリットの為にも、

腰据えてずっとやって欲しいという思いがあるだろう。けど。

 

それだけではない。

覚悟を決めて、それに打ち込む。を重んじているようなものを感じた。

 

それが、ちょっと、古いというか。

絶対正しいことではないし。

時代的には、そうじゃなくなって来ているんじゃないかなと思うのが、

今日のタイトルの「もの申す」です。

 

いろんなことに手を出すのと、一つのことに打ち込むこと。 

 

どっちが正しいとかそういう話じゃないんです。

 

やってみなきゃわかんないし、

やってみても人によって、

時代によって、

ジャンルによって違ってくるだろうし。

 

最後には好みになると思うんですけど。

 

「プロ」とか「職人」とかそういうものに対する

 

尊敬がこの世の中にあるじゃないですか。

 

「プロ」とか「職人」って言葉の中にいいイメージがあるじゃないですか。

 

一つのことを極めた人っていうなにか免許というか、

 

なんか資格みたいなものを感じるんですけど、

 

手放しでほめたたえてはいけないと思っています。

 

こんなひねた考えの人はあまりいないと思うので、

 

なぜ私がこんなことを思っているか説明します。

 

というか参考文献を紹介します。

 

 

 

 

私は人生の大事なことは、

 

だいたい音楽と童話から学んでまして、

 

その一冊が「モモ」ミヒャエル・エンデです。

 

その「モモ」にこんな一文があります。

 

えーっとすみません。

 

長過ぎました。

 

第六章なんですけど、P83〜106までありました。

 

そして、それは抜粋することもできないし、

 

要約することもできませんでした。

 

それは私の能力が低いのではなく、

 

この本がそういう仕組みになっているのです。

 

なので、気になった方は図書館に行って借りてみて下さい。

 

でも、この本は本当に大切なことが書いてあるし、

 

覚えて頭の中にとどめておくことは非常に難しいつくりになっておりますので、

 

ぜひおうちに一冊、置いておくことをおすすめします。

 

 

この「モモ」に出てくる床屋のフージー氏のように、

職人というのは、自分の時間を失いがちなんじゃないかなと思うんです。

 

 

そして「職人」というものを一つのことを専門にやる人とすると、

サラリーマンもそうなります。

 

私もそうでしたし、なにか一つのことに特化して、

そればかりしてお金をもらう。

「プロ」としてやっている。

それはサラリーマンもそれです。

 

パパラギ」という本があります。

この本は、南の島の酋長がヨーロッパでの人々の生活を体験し、それを島のみんなに伝えた演説集なんですけど。

 

これは、抜粋できたらいんですけど。

 

P105 パパラギ※の職業について

 

※ヨーロッパの人のこと

 

どのパパラギも職業というものを持っている。職業というのが何か、説明するのはむずかしい。喜び勇んでしなくちゃならないが、たいていちっともやりたくない何か、それが職業というもののようである。

職業を持つとは、いつでもひとつのころ、同じことをくり返すという意味である。目をつぶっていても、また、全然緊張なしでもできるまで何回もそれをくり返す。

 

ああ、すばらしい。

すごすぎる。

 

もうね。

なにか言いたいことがあったのですけど、「モモ」の6章と、「パパラギ」のパパラギの職業についてを読んだら、もう、忘れちゃいました。

 

この二冊買って、その章だけ読んで下さい。

それが言いたかったことです。

 

 

 

 

読んでくれる人には意味ないですけど。

つたないながら、私の言葉で、がんばりますと。

 

「お金もらうには、専門的に、何かに絞る方がいいかもしれないけど、

楽しいのは、いろんなことする方が楽しい。

いろんなことして、お金をもらうことも出来るはず。

そうしたい。」

 

です。